「行きたいけど、怖い」——それでも私が留学を選んだ理由

投稿者: | 2025年9月19日

前回の記事で、留学は語学を学びに行く場所ではなく、自分が何者かを問い直しに行く場所だったと書きました。では、そこに踏み出すまで、私はどうだったか。

実は、ずっと迷っていました。


頭の中でぐるぐると繰り返した「でも」

行きたい気持ちはあった。でも、今の仕事を手放すのが怖かった。ようやく慣れてきたポジション、積み上げてきた人間関係、そういうものを一度リセットすることへの不安は、思っていた以上に根深いものでした。


背中を押したのは、「後悔の想像」だった

あるとき、ふと10年後の自分を想像してみました。留学に行かなかった自分が、あの頃の迷いをどう振り返っているか。

「あのとき行っておけばよかった」

その一言が、頭の中ではっきりと聞こえた気がしました。リスクを恐れて動かなかった後悔と、動いて失敗した後悔は、重さが全然違う。そう気づいたとき、背中がすっと軽くなりました。


「準備が整ってから」は、永遠に来ない

留学を迷っている人と話すと、よくこんな言葉を聞きます。「もう少し英語力をつけてから」「貯金がもう少し増えたら」「落ち着いたタイミングで」。

気持ちはよくわかります。私も同じことを言っていました。でも正直に言うと、語学も、お金も、タイミングも、現地に行ってからでも何とかなることの方が多かったです。

準備で埋められないものを、経験が埋めてくれる。それが留学というものだと、今は思っています。


怖さは、行動しないための理由じゃない

怖いのは当然です。慣れた場所を離れ、知らない文化の中に飛び込むのだから。でも、その怖さは「行くな」というサインではなく、「それだけ大事なことに踏み込もうとしている」というサインだと私は思っています。

留学中、うまくいかない日も当然ありました。でも、そのたびに思ったのは「怖くて踏み出さなかった自分にだけは、なりたくなかった」ということでした。


迷っているあなたへ

もし今、行きたい気持ちと怖い気持ちが半々なら、それはもう「行く準備ができている」ということかもしれません。

完璧な状態で飛び込める人なんて、ほとんどいません。みんな、どこか不安を抱えたまま、それでも一歩を踏み出しています。

あの頃の自分に言えるとしたら、こう伝えたいです。「もっと早く行けばよかった」と思うくらい、きっとその経験はあなたのものになるから、と。

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